こんにちは。
今日は、多くの2歳のママ・パパが一度は経験する、「自分で!」についてお話しします。
靴を履くのも、
服を着るのも、
ご飯を食べるのも、
「自分で!」
と言うのに、
結局できなくて泣いてしまう…。
忙しい朝は特に、
「時間がないからママがやるね!」
と言いたくなることもありますよね。
私も2歳の息子を育てる中で、
「やりたいなら最後までやってよ…」
「結局できないなら最初から手伝わせてよ…」
そんなふうに思ってしまったことがあります。
でも、発達について学んだとき、この「自分で!」には、子どもの成長にとってとても大切な意味があることを知りました。
今日はその理由を、一緒に見ていきましょう。
「自分で!」は自立の第一歩
2歳頃になると、
子どもの心の中に、
「自分」という存在が育ち始めます。
心理学では、この時期を自我の発達と呼びます。
それまでは、
ママと一緒だった世界が、
少しずつ
「これは僕がやりたい。」
「私はこうしたい。」
という気持ちに変わっていきます。
つまり、
「自分で!」
という言葉は、
反抗ではなく、
「自分の人生を歩き始める第一歩」なんです。
やりたい気持ちが、できる力を追い越している
ここで大切なのが、
子どもの心と体の発達には「差」があるということです。
心の中では、
「自分でやりたい!」
という気持ちが大きく育っています。
でも、
指先の動き。
体のバランス。
集中力。
手順を考える力。
これらは、まだ発達の途中です。
だから、
やりたい気持ちは100%なのに、
できる力はまだ50%くらい。
このギャップが、
「できない!」
「悔しい!」
「イヤー!」
という感情につながるのです。
それに付き合ってる私たちは本当にすごい!!
失敗は「脳が育っている時間」
私たち大人は、
失敗すると「できなかった」と考えがちです。
でも子どもの脳にとっては違います。
靴を履こうとして失敗する。
ボタンを留めようとして時間がかかる。
スプーンから食べ物を落とす。
こうした一つひとつの経験で、
脳の神経回路は少しずつつながっていきます。
つまり、
失敗しているように見える時間も、
脳は一生懸命学んでいる時間なんです。
だから私は、
子どもの挑戦を「遠回り」ではなく、
将来の積み重ねだと思っています。
「自分で!」を受け止めると自己効力感が育つ
以前の講座でもお話ししたように、
自己肯定感にはいくつかの土台があります。
その中の一つが、
自己効力感です。
「自分ならできる。」
そう思える力です。
この自己効力感は、
成功だけで育つわけではありません。
挑戦し、もし失敗しても
もう一度やってみること。
そして、周りから
「最後まで頑張ったね。」
と認めてもらうこと。
その積み重ねによって育っていきます。
だから、
できたことだけを褒めるのではなく、
挑戦したことを認めることが、とても大切なんです。
親は全部見守れなくても大丈夫
ここで一つ、お伝えしたいことがあります。
「見守ることが大切」と聞くと、
全部子どもに任せなきゃいけないと思ってしまう方もいます。
でも、そんなことはありません。
時間に余裕がない朝。
仕事に行かなければならない日。
そんな日は手伝っていいんです。
大切なのは、
毎回完璧に対応するとママが疲れちゃうので
そんな時は
「やってみたい気持ちがあるんだね。」
と言葉にして伝えてみてください。
その気持ちを受け止めてもらえるだけでも、
子どもは受け止めてもらえた経験になります。
子ども同士だから育つ「自分で!」
実は、
「自分で!」という気持ちは、
子ども同士の関わりの中で、さらに育っていきます。
お友達が一人で靴を履いている。
自分もやってみたい。
お友達がお片付けを始めた。
僕もやる。
子どもには、
真似をして学ぶ力があります。
だから、
親が教える以上に、
子ども同士だからこそ生まれる「やってみたい」があるんです。
Little Bloom Schoolでは、
そんな「自分でやってみたい!」という気持ちを大切にしています。
正解を教えるのではなく、
子ども自身が挑戦できる環境をつくることを大切にしています。
最後に、
今日から意識してほしいことを3つお伝えします。
① 「自分で!」と言ったら、まず気持ちを受け止める
「やってみたいんだね。」
その一言だけでも十分です。
② 結果ではなく、挑戦を認める
「最後まで頑張ったね。」
「自分でやろうとしたね。」
そんな声かけが、自己効力感につながります。
③ 少しだけ待ってみる
すぐに手を出したくなる気持ちもよく分かります。
でも、10秒だけ待ってみる。
その10秒をもし待てたら、
もう自分でできるかもしれない。
もうできてしまえばママはどんどん楽になります。
まとめ
2歳の「自分で!」は、
親を困らせる言葉ではありません。
「自分の力で生きていきたい。」
そんな心の成長のサインです。
もちろん、
毎日すべてを見守ることは難しいでしょう。
忙しい日もあります。
余裕がない日もあります。
それでも大丈夫です。
ほんの少しだけ、
「この子は今、自立へ向かう大切な一歩を踏み出しているんだ。」
そう思えるだけで、
関わり方は少し変わります。
* * * * * * * * * * * *
最後に伝えたいこと
「子どもが『自分で!』と言えるのは、
『失敗しても受け止めてもらえる』という安心感があるからです。
その安心感がある子は、何度でも挑戦し、
自分の力で未来を切り開いていけるようになります。
だから今日の『自分で!』は、
未来の『自分ならできる!』につながる大切な一歩なのです☺️