「せっかく作ったのに…」
一生懸命ご飯を作ったのに、
ポイ。
スプーンもポイ。
お茶も倒す。
「もう!なんで投げるの?」
そう思わず声を荒げてしまったことはありませんか?
私はあります( ; ; )
時間をかけて作ったご飯が床に投げつけられたら悲しいし、もったいないし、イライラします・・・(本音すみません。)
でも、ある日こんなことを考えました。
子どもって、地球に来てまだ2〜3年。
私たちは「食べ物は食べるもの」と知っていますが、子どもはまだ、その当たり前を勉強している途中だということ。
大人に置き換えるなら・・・
初めて海外へ行ったとしましょう。
日本では普通のことが通じなくて
戸惑ってしまうと思います。
「え、ここではそうするの?」
そんな”初めて”の連続なはずです。
子どもにとって毎日の生活は、それと同じということ。
食べることも、スプーンを使うことも、「投げたら落ちる」ということも、全部が初めての実験なんです。
落としたら形が変わる。
これは子どもにとっては楽しいでしょうね。
だから、食べ物を投げるのは「困らせたい」からではないんです。
脳が一生懸命「これしたらどうなるんだろう?」を学習している途中なのです。
そして彼らは、かなり真面目に一生懸命に取り組んでいます😌
結論を先に話すと・・・
大人から見ると困った行動でも、子どもの脳ではたくさんの学習が起きています。
例えば、
● 落ちるとどうなる?
● ママはどんな反応をする?
● 力を入れるとどこまで飛ぶ?
● この音は何だろう?
● スプーンとパンでは落ち方が違う!
私たちには「いたずら」に見えても、子どもにとっては毎日が自由研究のようなもの。
そりゃ楽しいよね〜
だからこそ、この時期は経験することが成長につながるんです。
なぜ食べ物を投げるの?
1〜2歳頃は「原因と結果」を学ぶ時期です。
「押したら動く」
「落としたら音が鳴る」
「投げたら飛ぶ」
こうした経験を繰り返しながら、世界の仕組みを理解しています。
つまり、投げる行動も発達の一つの過程なのです。
大人も相手の反応が気になることがありますよね。
例えば、LINEを送ったあと「返事まだかな?」と気になることはありませんか?
子どもも同じです。
「投げたらママはどうする?」
「笑うかな?」
「怒るかな?」
人とのやり取りを学ぶ中で、相手の反応を確かめています。
だからこそ、大人の反応が毎回強すぎると、その反応自体が面白くなってしまい、行動が続くこともあります。
(反応しないって難しいんだけど、落とすだろう、こぼすだろう。と想定しておくことは大事かも)
食事中は、手・目・口を同時に使っています。
さらに、
● 食べる
● 噛む
● 飲み込む
● スプーンを持つ
● 座っている
これだけでも脳はフル稼働です。
そのため、疲れてくると衝動をコントロールする力が弱くなり、「ポイ!」という行動につながることがあります。
そして子どもの集中力は、月齢+5分だと言われています。
(短いから食べてほしいものを先に出すといいかも)
これは前頭前野がまだ発達途中だからこそ見られる自然な姿でもあります。
今日からできる関わり方
①「もうお腹いっぱい?」と理由を探る
投げるのは「遊びたい」ではなく、「食事は終わり」のサインかもしれません。
無理に食べさせようとせず、一度様子を見てみましょう。
②静かに片付ける
大きく怒るよりも、
「食べ物はお皿に置こうね。」
と短く伝える方が、子どもには伝わりやすくなります。
③投げてもいい遊びを作る
ボール。
新聞紙。
スポンジ。
「投げる欲求」は遊びで満たすこともできます。
「ここでは投げていいよ」を経験すると、食事との区別も少しずつ理解できるようになります。
④最後まで食べられたことを褒める
「最後まで座れたね!」
「スプーン使えたね!」
できたことに目を向けると、子どもは「これでいいんだ」と学びます。
ちょっとしたことでいいです。
その声を掛けるかで食事に取り組む姿勢が少しずつ変わっていきます。
子ども同士の関わりも大きな学び
子どもは、大人から教わるだけではなく、お友達の姿からもたくさん学びます。
「あ、お友達は投げずに食べている。」
「スプーンを使っている。」
「みんなで『いただきます』している。」
こうした経験は、言葉で説明される以上に子どもの心に残ります。
子ども同士だからこそ生まれる「真似したい」という気持ちは、社会性やコミュニケーション能力を育てる大切な力です。
「食べ物を投げる」は成長しているサイン
食べ物を投げられると、ママは本当に大変です。
掃除もしなければいけないし、せっかく作った気持ちもあります。
だから、イライラしてしまうのは当然です。
でも、その行動の裏側では、
子どもの脳は毎日ものすごいスピードで学習しています。
「なんで投げるの?」
ではなく、
「今日も一つ、この世界の仕組みを学んでいるんだね。」
そんなふうに少しだけ見方を変えられると、子どもを見る気持ちも変わってくるかもしれません。
もちろん余裕がないとこの思考にはならないのでママが余裕を持つことは本当に、本当に大事です✨
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Little Bloom Schoolでは、こうした子どもの行動を「困った行動」ではなく、「育っている途中のサイン」と捉えています。
親子の関わりを大切にしながら、さらに子ども同士の関わりの中で、思いやりやルール、社会性を自然と育んでいける環境づくりを目指しています☺️